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葉酸

近年、先天異常の中で、二分脊椎などの神経管閉鎖障害について、欧米を中心とした諸外国より疫学調査が行われ、妊娠可能な年齢の女性などへのビタミンBの一種である葉酸の摂取がその発症のリスクを低減することが報告されています。また、欧米諸国においては妊娠可能な年齢の女性に対して、神経管閉鎖障害の発症リスクの低減のため、葉酸摂取を増加させるべきであると勧告しています。日本では平成12年12月に厚生労働省がそれに係る適切な情報提供の推進をよびかけ、諸外国と同様に、葉酸摂取による神経管閉鎖障害の発症リスクの低減のための対策を講じることが適切であるとしています。神経管閉鎖障害の発症には、白人に多く見られるなどの人種差があるといわれていますが、1999年には、Robertらによる中国における研究で、葉酸の服用により、発症率の高い北部の地域で79%の発症率の低減がみられたこと、さらに発症率の低い南部地域でも30%も発症率の低減がみられたことなどが報告されています。

葉酸と神経管閉鎖障害の発症機序に関する最近の研究によりますと、葉酸はアミノ酸の一種であるホモシステインがメチオニンへ代謝される過程を調節していますが、葉酸が減少するとその代謝過程が障害され、血中ホモシステイン濃度が高まります。この結果、神経管閉鎖障害がひき起こされることが推定されており、このことは動物実験で確認されています。

日本での葉酸摂取の状況は1998年の国民栄養調査結果から算出しますと、20代女性は約0.3mg/日となっています。また第六次改定日本人の栄養所要量に基づき作成した食品構成に従って食品摂取が行われるならば、葉酸は0.4mgと推定されており、妊婦に対する栄養所要量は0.4mgとなっています。米国では疾病管理センター(CDC:Center for Disease Control)が葉酸摂取と神経管閉鎖障害に関するこれまでの研究から、1992年には妊娠可能な年齢のすべての女性は、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させるため、一日あたり葉酸0.4mgの摂取を勧告しています。 葉酸はビタミンB群の水溶性ビタミンで造血に関係します。不足すると貧血が生じることがありますが、過剰な場合に発症する疾患は特に知られていません。体内に蓄積性は低く、毎日摂取することが必要であります。
葉酸は緑黄色野菜、果物など身近な食品に多く含まれています。
(厚生労働省報道発表資料より抜粋)

動脈硬化が多い欧米では、その発症率と葉酸摂取に関する疫学調査が幾つか行われています。 その調査によりますと、葉酸を最も多く摂取したグループは最も少なかったグループに比べ、狭心症や心筋梗塞になる率が31%低いことがわかりました。作用機序は上述しました神経管閉鎖障害と同様に、葉酸がホモシステインの代謝を促す働きによります。ホモシステインはコレステロールと同様に動脈硬化の発症要因になると考えられています。 高ホモシステイン血症は血中の葉酸濃度が低い人に多く見られ、葉酸の摂取量を増やせば、血中ホモシステイン濃度が下がることがわかっています。動脈硬化の予防には一日0.4mgの葉酸の摂取が良いとされています。

  >>> 葉酸を多く含む食品 (五訂日本食品標準成分表より) <<<
食品名 100gあたりの葉酸 目安量 葉酸
ほうれん草 210μg 2株(60g) 126μg
からし菜 310μg 1本(50g) 155μg
ブロッコリー 210μg 2房(50g) 105μg
グリーンアスパラ 190μg 3本(60g) 114μg
大豆(乾)230 230μg 1/5カップ(26g) 60μg
ヤエヤマクロレラ 2,400μg 40粒(8g) 192μg

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ビタミンK(骨粗しょう症とビタミンK)

ビタミンKはプロトロンビンやその他の血液凝固因子を活性化し、血液の凝固能が正常に働くために必要な栄養素です。また最近では骨に存在する蛋白質オステオカルシンが正常に働くためにビタミンKが必要であることがわかりました。ビタミンK依存タンパク質中の特異的なアミノ酸のγ−カルボキシグルタミン酸(Gla)はビタミンKがなければつくられません。オステオカルシンなどの蛋白質はビタミンKの働きでグルタミン酸がGla化されるとカルシウムとの 親和性が高まり、カルシウムイオンと結合し、またヒドロキシアパタイトとの結合力が増加します。中高年の女性ではGla化が不十分なオステオカルシンの比率が高く、ビタミンKを投与するとGla化が促進することが報告されています。

このようにビタミンKは血液の凝固能を正常に維持し、骨の形成能より骨粗しょう症の予防にも大きな役割を担っています。天然に存在するビタミンKはビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(ナメキノン)の2つに大別され、両者の生物活性はほぼ等しい。ビタミンK1は植物の葉緑体でつくられ、緑葉野菜(ほうれん草など)や海藻類に多く含まれています。野菜類では特に日のあたる外側の葉に多く含まれます。ビタミンK2はミルク、乳製品、肉、卵、一般野菜にふくまれ、または腸内細菌によっても生合成されます。 通常の食生活から欠乏症は考えられません。

欠乏症が明確なのは血液凝固の関してのみであり、新生児に起こる消化管出血、頭蓋内出血はビタミンKの欠乏によって起こることが知られており、臨床領域では新生児に対してビタミンKの投与が行われています。そのため妊婦はビタミンKの豊富な食品を積極的の摂ることが望まれます。クロレラを食べるとビタミンKの血中濃度は上昇するという報告があります。このことは、クロレラはビタミンKの補給に十分役に立つことを示しています。

  >>> 食品中のビタミンK含有量 (食品100g当り) <<<
  ビタミンK1 ビタミンK2
糸引き納豆 10μg 915.4μg
ほうれん草 478.5μg -
ブロッコリー 205μg -
ピーマン 29,8μg -
わかめ 253.1μg 0.018μg
ヤエヤマクロレラ 506μg -

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クロレラと骨粗しょう症

クロレラ投与群と対照群の骨密度の比較についての報告(クロレラ機能性研究についての最新報告より)

骨粗鬆症に関する血液検査として数項目を測定した結果においては投与群、対照群に有意な差は認められなかったが、骨密度の区分において治療を必要とする人、食事指導を必要とする人などの割合は、クロレラ投与群とそうでない群で明らかに違いが出ていることが認められました。

  >>> クロレラ投与群と対照群の骨密度の比較 <<<
骨密度区分 クロレラ投与群 対照群
異 常 な し (100以上) 38% 18%
要 指 導 (75〜100) 57% 68%
要 治 療 (75以下) 5% 13%

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カロチノイド

カロチノイドは有色野菜や果物に含まれる天然の色素成分です。人の血液中には22種のカロチノイドがあり、β-カロチン、α-カロチン、リコペン、ルテイン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチンが主要をなしています。これまでに抗酸化能や発ガン抑制などの効果があることが報告されており、健康に役立つ栄養素として注目を浴びています。β-カロチンの研究が最も進んでいますが、ルテインは目の健康あるいは生活習慣病に役立つ成分として注目を浴びています。

アメリカで失明原因の第1位の加齢性黄斑変性症(AMD:Age-related macular Degeneration)は目の中のルテインが減少するために起こります。ルテインは目の中にできた活性酸素を除去する働きをします。ところが、加齢やストレスなどでルテインが不足になると活性酸素が活発になり黄斑部に酸化・変性をきたすわけです。

これまで有効な予防法はありませんでしたが、ルテインを多く含む緑黄色野菜を多く摂った人は,少量あるいはまったく摂っていない人と比較してAMDの発症リスクが43%低いという研究報告が1994年にJournal of the
America medical Associationにあり、一日6mgのルテインの摂取で発症の危険を予防する事がわかりました。また、ゼアキサンチンとの複合摂取で白内障形勢も低下させるのに役立つことがわかっています。

クロレラ中にはα-カロチン、β-カロチン、ルテインが含まれおり、天然のカロチノイドを手軽に取ることができます。

  >>> ヤエヤマクロレラ100g中に含まれるカロチノイド <<<
総カロチノイド 718mg
α-カロチン 51mg
β-カロチン 106mg
ルテイン 503mg

  >>> 主な野菜とヤエヤマクロレラ100gに含まれるルテイン含有量 <<<
ほうれん草 10.2mg
ブロッコリー 1.9mg
リーフレタス 1.8mg
芽キャベツ 1.3mg
夏かぼちゃ 1.2mg
にんじん 0.26mg
ヤエヤマクロレラ 503mg

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